会社概要
商号 合同会社NowNever.
英語表記 NowNever.LLC.
本社所在地 〒371-0022
群馬県前橋市千代田町2丁目7−10
設立 2021年3月8日
代表者 アジズ・アフメッド
事業内容 映像・動画制作(店頭CM/WEB動画/TV-CM/通販・TV番組/会社案内映像
採用映像/販促用映像ツール/イベント・展示会用映像など)
CG制作・写真撮影・広告・カタログ制作・他クリエイティブワーク全般
ルーツ
2020年4月〜
2021年4月〜
2022年4月〜
2023年4月〜
任意団体として、NowNever.が誕生、2020年新型コロナウィルスにより連日、テレビや新聞といった大きなメディアでは新型コロナウイルスに関する報道が飛び交っていました。
そんな中NowNever.では、大きなメディアでは取り上げられない様々な人々の現場の「ナマ」の声を届けるためのプロジェクト、『アフターコロナ企画』を実施しました。
前橋中央商店街にオフィスを移動。
3期目
4期目
簡単な自己紹介
メンバーそれぞれの「好き」から始まった会社
メンバーのみなさんが大学在学中に立ち上げたNowNever.ですが、「どんな会社?」と聞かれたら、なんと答えますか?
アジ 自分たちでは「映像制作会社」と呼んでいます。取引先のほとんどは法人、行政や自治体で、7割は群馬県内の組織を相手にしています。そのうち半分以上が前橋ですね。
しかし、群馬県民をターゲットにしているわけではなく、あくまでも「地域に根ざした会社」として活動していきたいと考えています。というのも、私たちは2人とも群馬出身で、関わってくれているスタッフも群馬が大好きなんです。「群馬なんて、何もない」とよく言われますが、ここには山があり、四季があり、街も自然もあります。とても魅力的な場所なんです。
もともとは写真からスタートしたんですよね。
カゴ そうですね。友達同士で集まって、山に登って星や虫、鳥などの写真を撮っていました。だから、需要があるから応えたわけではなく「好き」から始まっているんです。
現在は映像がメインとのことですが、その舵切りのきっかけになった出来事は?
アジ FIND GUNMAという群馬の魅力PRのためのコンテストを見つけて、僕らが一番魅力を知っているはずだ、ということで榛名を舞台にした動画を出してみたんです。そうしたら特別賞が取れてしまって、「これは映像もアリかも」と思ったことが動画を撮り始めたきっかけですね。
とはいえ、「動画を撮りますよ〜」と言っているだけでは仕事は来ないですよね…?
カゴ そうですね。現在のように仕事が回るようになるまでには、もう数段階ステップがありました。実は先ほどのコンテストをきっかけに「みんなでYouTubeをやってみよう!」となったところでコロナが来てしまい、大学も開いてないし、授業もないし、経済も停滞しているし……という状況になりました。社会を動かしている大人たちは、前代未聞の出来事ですごく困ったんじゃないかなと思います。
アジ でも学生って、ありがたいことに「ゼロ」スタートなんですよね。仕事をしている方々はマイナスからゼロに戻すことに奮闘していたけれど、立場が守られている学生はそこまで打撃を受けないから、何か活動をすればプラスにできる。だからこそ、自分たちに役割があるんじゃないかと思ったんです。
カゴ 自分たちはこれまで趣味として制作活動をやっていましたが、これが人の役に立ったらいいな、とはいつも思っていました。そんな中、草津温泉が大きな打撃を受けていることを知りました。草津は群馬の経済を支えている温泉地で、観光客がゼロなんて、今まで一度もなかった街です。テレビは取材に来るけれど、「人がいません」と実況して、観光協会に一言コメントさせて帰っていってしまう。でも、実際に困っているのって、それぞれのお店とか旅館の人たちなんです。そういう人の生の声が世の中に届かなければいけないな、と感じ、僕たちは動き始めました。
アフターコロナ企画
自分の親戚の知り合いに草津温泉の関係者の方がいたこともあり、思い立ってから行動するまでに時間はかかりませんでした。一週間くらい草津に泊まり込み、飲食店、温泉旅館、スーパー、スキー場、商工会議所、県議会議長など、本当にいろいろな業種の方を取材しました。全部で30本以上作りましたね。それが動画仕事の始まりと言っても良いと思います。
そのときは、まだお二人とも大学生でしたよね。授業などはどうしていたんでしょうか?
カゴ 取材期間中は旅館に滞在しつづけていましたが、大学の授業はオンラインだったので、場所を問わずに受けることができたんですよね。オンタイムではなく講義映像や資料を見てレポートを書くという内容の講義もあり、取材の合間の時間でうまく調整していました。これはコロナ禍だからこそ出来た動きですね。
その後から、法人化までの流れを教えてください。
カゴ 「ぐんまに笑顔と感動を届けるプロジェクト」という活動を始めました。コロナによって売上が大きく下がってしまった結婚式場と、衣装やカメラマンなどの周辺分野で専門技術を持った有志がタッグを組み、ロケーション撮影をするというプロジェクトです。衣装、ヘアカット、メイク、ケータリング、そして僕たちが手を挙げ、コロナの心配のない壮大な土地で撮影を行いました。これは10回くらいやりましたかね。
アジ その時に飲み物を提供してくださったのが群馬ヤクルト販売さんで、そこでの繋がりで会社プロモーション映像を作らせていただけることにもなりました。正式な「仕事」としては、それが初めて受託した案件になりますね。
カゴ また、群馬ヤクルト販売さんと仕事をするにあたり、僕たちの出身大学である共愛学園前橋国際大学というネームバリューが役に立つことを知りました。地域に対しても開いている大学ですし、学長の大森先生が群馬ヤクルト販売の社内で講演をされたこともあるそうで、「共愛なんです」と言うだけで県内では親近感が出るんだなと実感しましたね。
NowNever.がチームとして立ち上がったのは、その仕事がきっかけだったんですね。
アジ そうですね。まず任意団体としてNowNever.を立ち上げて、銀行口座を作って、そこに報酬を振り込んでいただきました。それからは甘楽町のNPOである自然塾寺子屋、トレイルランニングの日本チャンピオンの方など、広い業種に対して展開していくことができましたね。
法人として登記しようと思ったのは、どうしてですか?
アジ これからもっと色々な案件を受けるにあたり、やっぱり企業のほうがいいんじゃないか、と感じたんですよね。また、創業メンバーである佑太朗の専門が情報・経営だったこともあり、会社を立ち上げることに対してのハードルもそこまで高くなかったんですよね。ただ、はやる気持ちで3月に登記したせいで、NowNever.の1期目はたったの1ヶ月になってしまいました(笑)。書類ができ次第、すぐに登記したかったので……。
カゴ 当時は名刺の作り方もよく知らなくて、僕たち2人の名前を1枚の名刺に入れて、同じものを配っていました。毎週のようにデザインを変えていたし、紙も文房具屋で買ったものに印刷していました。なんでも、とにかく手を動かしてみることから始めていましたね。
得意なことを突き詰め、多様性に開く
映像制作において、普段どんなことに気をつかっていますか?
アジ 良いショットを撮るために、なるべくさまざまな方法を使うことですかね。バイクを追いかけて抜け切るダイナミックなカットが欲しくて、ドローンを木に突っ込ませたこともあります(笑)
カゴ ドローンの脚が折れても、アロンアルファでくっつければ継続できますしね。もちろん安全には注意した上で、ですが!
ワイルドですね。編集のこだわりなどはありますか?
アジ 編集に関しては、自分たちにとって「こういうのがいいよね」という基準はあるのですが、お客さんからの要望があれば合わせるようにしています。映像の編集って、やろうと思えば無限に時間をかけられちゃうんですよ。
カゴ 細かいこだわりはクライアントの皆さんに気づかれないことの方が多いんですけど、僕たちはそっちのほうがいいと思っていて。編集に違和感がないということですからね。BGMのメロディの順番を入れ替えたり、ブレブレのカットをスローにしてエフェクトをかけることで安定させたり。制作物を気持ちよく、引っかかりなく見てもらいたいと思っています。
アジ わざわざ「こんなに手間をかけてます」と説明しなくても、人が感動している姿って見れば分かるんですよ。完璧に感動するものを見たあとって、言葉が出ないじゃないですか。だから、作った映像をプレゼンして、みんながポカーンとしていたら、それが嬉しいですね。
NowNever.の事務所には学生を含めいろいろな人が出入りしている印象があります。日々仕事をこなす中で対応するのは難しいと思いますが、どうして外に開いているのでしょう?
アジ 「ここにいれば、自分は大丈夫なんだ」と思える場所があると、コミュニティの可能性が広がるんです。何か苦手なことがあっても誰かが助けてくれて、自由に自分を表現できる場所。お互いにコミュニケーションを取る社会というのは、そういうことだと考えています。人間は得意なことをし合って社会を作ってきたわけですから。
カゴ 多様性は足し算ではなく掛け算なので、自分たちでも予想できないことが起こって面白いんですよね。
アジ 僕もパキスタン出身で、日本語ができない状態で日本に来て、最初はとても孤独でした。あの時、誰かが話しかけてくれたら、一緒に何かをやってくれたら嬉しかったな……と思ったんです。同じことを考えている学生がいたら、その受け皿は絶対に必要だと思っています。
カゴ また、みんなさまざまなバックグラウンドがあります。シンガポールからの帰国子女、中国出身の人も。実際に自分もいろんな国に行きましたし、多文化共生とか異文化理解みたいなものを肌で感じて経験してきているんですよね。大学で学問として異文化理解を学びながら実際に足を運ぶ、とダブルで学べたのは、自分にとって大きかったですね。
アジ でも、若者を囲い込みたいとは思っていません。そうするとみんなの個性が消えてしまうから。上の世代のシステムを変えるのは難しいので、とにかく若者が自分の足で立ち、強くなって戦えるようにして社会に投げていきたいんですよね。人見知りで引っ込み思案でも、編集ができるのであれば、編集のプロになれる。できないことはみんなで分担すればいいんです。
「新しい器」に向けて
就職ではなく起業、という選択は勇気がいるのではないかと思います。お二人はどうやって突破したのでしょうか?
カゴ 最初は、飛行機の客室乗務員になりたかったんです。大学の専門も英語ですし。でも、いろいろ学んだり仕事をしたりする中で、間接的に業界に関わることもできるんじゃないかと思い始めました。それで最近ANAとお仕事できたので、人生って予想できないなと思いますね。
また、もともとサッカーをやっているんですけど、全国大会に出るようなチームにいたので、外に出ることに対しては抵抗がなかったんですよね。仲間内では最強でも外部のチームと戦うとボロ負けしたりして、それでも2ヶ月後には次の大会が来るから落ち込んでいる暇もなくて。外に飛び出してみて、ダメでも「それはそれだよね」と考えられる、心の免疫のようなものがあったのかもしれないですね。
アジ 僕も、もともとは大企業に入りたかったんです。正直「大企業ならなんでもいい」と思っていました(笑)。小さい頃からパソコンが好きだったので、マイクロソフトやアップルなどの分かりやすいIT起業に憧れがあって、どの部門でもいいからとにかく入社して、そこからのしあがっていこうと考えていました。
そして、それと同時に自分で起業したい気持ちもありました。動画作りやYouTubeチャンネルなどは昔からやっていて、映画やドラマを観る時も、映像の撮り方や機材、スタジオなどの裏側に興味があるほうで。だから、今こうやって事業をやっているのは自然なのかもしれないですね。
今後、NowNever.という会社はどのように展開していきたいですか?
アジ 会社としては、群馬県庁くらいの事務所がほしいですね。それくらいの規模までは成長したいと思っています。そこには大手の広告代理店のようにさまざまな業種が入ってきて、映像制作にとどまらない領域で地域に関わっているような。
カゴ 地域で言えば、いま力を入れているのが茨城で。常陸大宮市というところが官民連携でプロジェクトをやっているのですが、やりたい人の活動を助けるような環境があり、自分たちの話しているリズム感と合う部分が多いんですよね。
アジ 今後どういう戦い方をしていくの?と聞かれたら、「敵を作らない」と答えるかもしれません。自分の領域をとことん突き詰めて、開き、そこで戦う。NowNever.には他の人に真似できない多様性の力があるので、技術を磨くだけでなく「新しい器」として存在していたいですね。
キーワード:
環境、多様性、人間性、アジャイル(アクション)
・フィロソフィー
地域と人間の可能性を信じ、「新しい器」を目指す
社会は、それぞれが得意なことを持ち寄り、
役割分担することによって成り立っています。
NowNever.は、私たちが愛し、得意とする「映像」という分野で
この社会の力になりたいと考えています。
魅力あふれる地域、そして伴走してくれる仲間とともに、
人々の器となるような新しい「映像制作会社」の姿を目指してゆきます。
お問い合わせ
私たち合同会社NowNever.は、群馬県を拠点に日本全国で
プロモーション映像・ライブ配信・映像作品の撮影制作等を行っています。
幅広いご要望にお応えできるようスキルを日々磨き、
協力しながら丁寧に制作を進めてまいります。
まずは、みなさまのご希望、イメージ、思いをお聞かせください。